仮想通貨市場に携わり約5年。年々、私の中でサトシナカモトの論文の偉大さに驚いています。
私は5年前はビットコインや仮想通貨をあまり信じていませんでした。当時は「思想」を信じている人たちが多く「政府に依存しない通貨」の素晴らしさを議論することが主流で一種の宗教に近い感じでしたので共感することができませんでした。(彼らを否定したいという気持ちもありませんでした。そういう考え方もあるのか。と新鮮な感覚でした。)
しかし、サトシナカモトの論文を読み返す度に、これは読めば読むほどよく考えられていて発明級であり、そのテクノロジーが社会にもたらす「利便性」は大きくブロックチェーンと仮想通貨がもたらす社会的インパクトの大きさに驚いています。
10年後、仮想通貨の登場は人類の歴史に刻まれていることは間違いないと思います。
そして今、ビットコインの出現よりデジタル通貨時代の幕が開きました。
「オープンな基準で作られるビットコイン」「民間企業主導で基準を作るLibra」「戦後の覇者米国ドル」「中国国家主導のDCEP(Digital Currency Electronic Payment)プロジェクト」第二次世界大戦以後、初めての国家レベルを巻き込んだデジタル通貨新時代の幕開けです。
私たちはこの真っ只中に生きています。このエキサイティングな変化の真っ只中で、リスクをとってビジネスができるということは、ものすごい幸運だと思います。
以下では、パブリックチェーン(誰でも参加可能な企画)について考えていきたいと思います。
現在、ビットコインはスケーリング問題など様々な課題があります。しかし、これは確実に改善されていきます。